ContextCaptureユーザーガイド

空中三角測量

写真から3Dリコンストラクションを行うには、ContextCaptureは、各入力フォトグループのプロパティと各入力写真のポーズを正確に知る必要があります。これらのプロパティを無視したり、正確性を欠く場合、ContextCaptureはAT(空中三角測量)によって自動的に推定計算します。

ATは、まず写真を入力した最初のブロックからスタートして、コンピュータで調整計算されたプロパティを有する新しいブロックを生成します。

ATの調整計算において、現在のカメラ位置(GPSから得た初期値など)や、座標付けのための基準点を考慮することができます。

ContextCaptureは入力写真のポーズの初期値がなくてもATを計算できます。しかし、膨大な量の写真を初期値なしで計算することは推奨しません。この場合に位置入力なしでATを行うと、満足できる結果が得られません。大量の写真データセットの場合、おおよそのポーズの情報(INSなど)が適切に含まれている必要があります。また、データセットはXMLまたはMS Excelファイルでインポートすることができます。ContextCaptureは、インポートされた大量のATのブロックを調整計算できます。この場合、(コンピュータのメモリの制約がなければ)ブロックサイズは無制限です。